麻婆豆腐って美味しいよね

思ったことをそのまま書くので文章が乱雑になるのが特徴。

『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』に出てきた花「ルルイエ」は結局なんだったのか。

2022年の目標の一つにブログ毎月更新を入れていましたが、何を書こうか考えていたら2月に突入してしまい、2022年の目標が早くも砕け散ってしまいました。

でもアタイ、負けないよ。

2021年7月からウルトラの新シリーズ『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』が放送され、今年の1月22日に最終回を迎えました。

本作品は、昨年25周年を迎えた『ウルトラマンティガ』に関連する作品として企画され話題になりました。

 

そんなウルトラマントリガーには”重要アイテム”として花が登場します。

この花は、主人公であり植物学者のマナカ・ケンゴが新種の花として生み出した花で、火星の環境と土に適応した唯一の花でもあります。

 

その主人公が大事に育てている花の名前がなんと「ルルイエ」という名前なんですね。

(ココから下はネタバレを含んでいます。)

 

 

「ルルイエ」とはなんぞや

ルルイエの原典は、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトという人物が書いた小説『クトゥルフの呼び声』に登場する架空の都市で、その内部には「クトゥルフ」というタコの様な頭部を持った邪神が眠っており、目覚めの時を待っているとされています。

現在は海底に沈んでいて、浮上するとクトゥルフが目覚め、地上を支配すると言われてています。ルルイエ - Wikipedia

 

ルルイエは『ウルトラマンティガ』にも登場しています。

こちらも同様に海底に沈んでおり、突如として太平洋沖に浮上。

作中のラスボスでもある邪神ガタノゾーアが潜んでおり、ここから発生した闇は世界中を覆い、人類を滅亡寸前まで追い詰めています。

また、後の劇場版『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』では、ルルイエの内部にティガのかつての仲間だった闇の巨人達や、巨人同士の戦いで崩壊し廃墟になった超古代の都市があることが判明しました。

 

 

トリガーに出てくる「ルルイエ」

ここまでの説明で、原典やティガでも、「ルルイエ」という土地、名前にはかなりのいわくがあることがわかって貰えたかと思います。

 

また、元ネタである『ウルトラマンティガ』には、人類に多幸感を与える植物が登場しており、古代文明滅亡の要因となっています。(この回をまだちゃんと見れてないんでちょっと違うかもしれないですが…)

永遠の命(ウルトラマンティガ) - アニヲタWiki(仮) - atwiki(アットウィキ)

 

ウルトラマンティガにおける不吉な植物、そしてルルイエという名。

ここまでの要素が詰め込まれて置きながら何も起きないはずはなく……。

 

 

なにも起きないんだが…?

 

 

重要アイテムとして随所でその存在をアピールしておきながら、この一輪の花が行った行動は最終決戦後に咲くという行為でした。

「怪獣になる」だとか「変身アイテムになる」だとか、それこそ「人に多幸感を与える」だとか、そういうのが一切無く。

 

いや、何もおかしい事は言っていないんですよ。

花っていうのは蕾の状態から、花弁を開かせ、美しい姿を我々に見せてくれる。それが花だ。あるだけで心を落ち着かせてくれる。それが花であり、存在意義であろう。

 

この花に関しても、最終決戦後、事の後始末をするために旅立つケンゴを見送るように開花し、ケンゴや仲間達を笑顔にさせた。

まさにハッピーエンドにふさわしい花だと正直思った。

(ある種の多幸感を与えてるともいえるのかも)

 

だからこそ、「ルルイエ」という名前に疑問が浮かぶんですけど。

 

トリガーの作中において、「ユザレ」という重要なキャラクターが登場します。

超古代の時代における巫女的な存在で、ケンゴの夢は思念体となって物語の随所に登場します。

 

ケンゴがとある事情で3000万年前の超古代に飛ばされてしまった際、ユザレとケンゴは直接接触をしています。

その際に彼女は、温かな光を放つケンゴを「ルルイエ」と称していました。

なんでも超古代の言葉で「ルルイエ」は”希望”という意味を持っているらしい。

 

いや、ルルイエって言葉、希望と真逆じゃないですか???

 

花の名前が「ルルイエ」であった意味って…?

原典やウルトラマンティガで登場する禍々しい言葉である「ルルイエ」から一遍し、トリガーでは希望の言葉という側面をアピールしてきた言葉「ルルイエ」。

 

これについては、正直リサーチ不足だったのではないかと感じてしまいます。

原典は勿論のこと、ティガを知る自分からすれば「ルルイエ」という言葉、場所は禁足の地というイメージに他なりません。

少なくとも”希望”という意味で使おう!とはならないかなと思います。

 

”希望の花”というコンセプトが最初から決まっていたんだとすれば、もう少し別の名前を付けてもよかったんじゃないかなと思います。

 

「ルルイエ」なんていう邪悪で大層な名前しておきながら咲いただけというのが、本当に何とも言えない気持ちになります。

名前の持つイメージって結構大事なんだなって思いました。特にこういう創作物に関しては。

 

 

最後に

トリガーの脚本については、現在ネットで賛否両論ございますが、僕個人はトリガーを非常に楽しく見させていただきました。

だからこそ、この花の名前だけはなんとかならなかったのかと、そう思わざるを得ないです。

 

3月には劇場版が控えていますし、ウルトラマントリガーの超全集(めちゃくちゃ凄い解説本)も発売されると思います。

そこではこの名前についての言及がされているかもしれませんので、それを楽しみにして日々過ごしたいと思います!!!!!!!

 

厄介オタク記事終わり!!!!!!!!!!